『月刊介護保険2017年1月号vol.251』のメモ
学研ココファンの「多世代交流」
内容
・学研ココファングループでは,介護と保育の両者横断で多世代交流委員を設けており,より効果的な交流の促進とノウハウの蓄積に取り組んでいる.
・東北大や早稲田大との共同研究も行っているそう.記事によれば,多世代交流は,高齢者の脳を活性化し,子どもの協調性等を養うのに効果があるそう.ただし,参考文献の記載がないのでどういった研究なのかは読者が調べる必要がある.
・ココファン西船橋のデイサービスでは多世代交流を月2回実施している.
覚書
・現場の新しい介護サービスやプログラムの評価を行うには民間と手を組んで分析しなければならない.
静岡県掛川市の取り組み
内容
・医療・保健・福祉・介護による総合的な在宅支援の地域拠点として,市内に5つの地域健康医療センター「ふくしあ」を開設している.
・その結果として,訪問看護が機能強化され在宅医療が推進.
・医師会の協力もあり,在宅医療と介護の連携が可能になり,自宅での死亡率も徐々に上がっている.
覚書
・医療・介護の連携を促進する要因はなにか.
・医療・介護の連携が死亡場所に与える影響.
・連携がうまくいっている自治体とそうでない自治体に間で医療・介護のパフォーマンスに格差は生じているか.
選ばれる事業者:介護付有料老人ホーム「まどか川口芝」(埼玉県川口市)
内容
・高齢者向けホーム業界のシェアではトップクラスのベネッセが運営.
・要介護1~2の入居者が多く,約8割が認知症と診断されている.
・入居者の自主性を重んじており,スタッフはそれを支えるというスタンス.
・多くの班活動を導入し,入居者に孤独感を与えないようにしている.
・医療面では,医療法人社団悠翔会と連携している.訪問診療には看護職員が同席し,ケアマネ等の関係者と情報を共有して介護・医療の支援計画を立てる.こうした連携によって薬の量が入居前に比べて減っているという.
覚書
・どのような医療組織がどのような介護組織と連携するのか.
・医療・介護の連携によってどんなアウトカムに影響が出るのか.